レバレッジの実際～適切なレバレッジとは？

　 レバレッジをかけて稼ぐというのが、FXの旨みです。
しかしこの旨みを享受できるのは、値が上がったときだけです。
(売りから入った場合を除く)

たしかにFXは高いレバレッジをかけて、大きく稼ぐことも可能です。
しかし、高いレバレッジをかけて大きく負けてしまうリスクも併せ持ってます。

高いレバレッジであればあるだけ、通貨の値が下がるとより早く『証拠金追加の催促』が 来ます。預けている証拠金(もしくは預入金)では含み損を補えなくなるからです。

追加の証拠金を入れるための余裕資金がちゃんとあればよいのですが、入金できなくなると 強制ロスカットの憂き目にあいます。

この強制ロスカットはFXをやってる上で絶対避けたい痛い処置だと思います。
FXですってんてんになった！というのは、この強制ロスカットのせいというケースが多いです。

それでは、実際のところFXの初心者・入門者の方のレバレッジは具体的にどのくらいとすればよいのか？

個人的な感覚からいうと、その人の財力にもよりますが、最高で3倍くらいまでに しておいたほうが精神衛生上にもよいのではないかと思います。

外貨預金を考えていた人にとっては1倍でも外貨預金に比べると随分お得です。

100万の証拠金⇒ レバレッジ 1倍⇒　 100万円(およそ＄ 1万)（※外貨預金みたいなもの）
100万の証拠金⇒ レバレッジ 3倍⇒　 300万円(およそ＄ 3万)
100万の証拠金⇒レバレッジ10倍⇒ 1,000万円(およそ＄10万)
100万の証拠金⇒レバレッジ20倍⇒ 2,000万円(およそ＄20万)

※レバレッジ1倍は＄ 1万預けている外貨預金みたいなものです。
しかし、外貨預金よりもFXの取引手数料は安いし、スワップ金利も魅力的なので、 FXのほうが断然お得だと思います。

上記の証拠金、レバレッジ、運用ポジションの関係を一目見るとわかるように、 おなじく用意できた証拠金が100万円でもレバレッジによって運用ポジションが天と地ほどの 差が在るのがわかりますね。
100万円しか持ってないのに、2000万円動かすなんて恐い気がしませんか？

・・・というわけで、FXは開始の時点では小さい証拠金で大きいポジションを持って始めることはできますが、 為替の変動によってずっとそのまま小額の（この場合100万円の）証拠金でいられるとは限らない！のです。
ここのところをキモに銘じてレバレッジを何倍にするか決定しましょう。